カンスタは、私にとって思い入れのある場所です。2年間、ほぼ毎週参加してきました。カンスタは、教員をめざす自分にとっての訓練であるとともに、憩いの場、モチベーションを維持するための場所でもありました。勉強が苦手な生徒も多いですが、たまに「苦手科目だったけどめっちゃ点数良かった！」とテストの答案を見せてくれたり、こんな風に頑張ったのだ、と苦労話を聞かせてくれたりします。何かに頑張って取り組んでいる生徒たちの姿を見ていると、感慨深いものがありました。勉強の話だけではなく、他愛のない話やお悩み相談にのることもあります。そんな生徒たちとのやりとり1つ1つが、私にとってかけがえのない時間でした。元気を分けてもらえる時間でした。彼らのおかげで今の私がある、といっても過言ではありません。スタッフとして生徒に教える立場ではありましたが、私を支えてくれていたのは彼らでした。

（4年　阿部教至）

カンスタの良さは、大学生スタッフと生徒が一緒に課題に向き合いながら学び、成長できることにあると思います。そして、生徒個人の学習への習熟度に合わせた対応ができる点が魅力です。学校で行われる授業では、1年間で学習すべき内容を網羅するように授業を進行させるため、生徒個人の学習上の分からないことを未消化のまま、次の単元に進むことがあります。そうした学習上の分からないことができたときに、カンスタの利用をお勧めします。カンスタでは、生徒が理解できる内容まで掘り下げ学習を進めるため、個々の分からない点を1つずつ解消できます。また、大学生スタッフにとっても教え方を工夫しながら生徒に向き合っており、指導力を向上させ実践の機会を積む貴重な場となっています。カンスタで私たちとともに「分かった」という経験を積み重ねていきませんか。学校の学習のなかで生まれた分からないことを持って、ぜひカンスタを一度訪ねてください。

（4年　川竹慶）

毎週水曜日の18時半ごろになると、まちなかキャンパスに近隣の中学生、高校生が勉強道具をもってやってきます。彼ら、彼女らは学校も学年も学力もばらばらですが、みんなそれぞれ机とホワイトボードに向かって大学生にわからないところを教えてもらいながら勉強しています。生徒の中には、勉強が得意な生徒や苦手な生徒、絵が得意な生徒、学校に行くことが苦手な生徒、おしゃべりやスマホに夢中で勉強が手につかない生徒等、一人ひとり、様々な個性をもっています。そんな個性にあった学習ができるよう、カンスタでは生徒の意見を尊重しつつ、生徒にやる気を出させ、大学生がその子にあわせて学習の方法を工夫することをこころがけています。勉強が苦手でも、学校に行けていなくても、まずはカンスタにきて、大学生とお話ししませんか？歳の近い大学生だからこそ、聞けること、話せることもあると思います。たくさんの中学生、高校生をお待ちしています！

（4年　田邉愛花）

私は、大学入学時から理科教員になりたいと思っていたので、授業支援などのボランティア活動には積極的に参加しようと思っていました。そのとき知ったのがカンスタです。実際に中学生や高校生に勉強を教えることができ、教員になる上での注意すべき点や自分の課題を知ることができました。また、自分の勉強不足も改めて感じました。解き方が分かっていても、相手に上手く伝えられないこともありました。そんなとき、先輩や先生方が助けてくださり、「そう教えると分かりやすいのか」と勉強になりました。分からなかった問題が解けるようになった時の中学生、高校生の笑顔を見ると嬉しい気持ちになります。その成長に自分も関わることができたと思うと充実した気持ちになり、教員になりたいという思いが強くなりました。このような貴重な経験が得られるカンスタにこれからも参加していきたいと思います。

（1年　二若真帆）

カンスタは、普段の大学生活ではなかなか関わることのない生徒たちと、いっしょに学ぶことの出来る素敵な学習支援教室です。私は、教職課程の先輩に声を掛けられたのをきっかけに、去年の夏頃から通っています。最初は入学したばかりで、人に教える経験も少なくとても緊張し、不安も大きかったです。でも、先輩の教えている様子を隣で見ているうちに、自分もやりたいと思いました。生徒たちも積極的に、「ここの計算が分かりません」「ここのやり方忘れた！」と声を掛けてくれるため、気が楽になりました。
カンスタはスタッフと生徒の歳の差を感じさせないアットホームな空間であり、今では勉強だけでなく、学校生活について話してくれる生徒もいます。生徒が「ここ、先週やったやつだ！」と言いながら、自慢げに問題を解いていく姿を見るととても嬉しく、自分の将来の夢に対する自信も付きます。
生徒の自主的な勉強のお手伝いをするつもりが、いつの間にか私自身も成長させてくれる、そんなカンスタは私にとって大切な場所です。これからも生徒と共に切磋琢磨し、この貴重な経験を将来に活かせるように努力したいです。

（1年　道前凜）