平成28年1月13日より、毎週水曜日午後6時半から8時まで、本学まちなかキャンパスにおいて、環大スタディ(略称カンスタ)と称した新たな取組が始まりました。これは、文部科学省が進めている地域創生推進事業(COC事業)に、本学の「麒麟の知(地)による学生教育プログラム」が採択されたことを契機に、現在、教職課程を履修している4回生たち自身が地域に貢献することと、自らの教育実践力を高めるために、企画した取組です。
鳥取県・鳥取市の両教育委員会、周辺の中学校、高等学校の理解と協力も得て、自作のポスターやチラシを配布し、子どもたちに呼びかけて始まったこの取組には、毎回学生約10名がボランティアとして参加、毎週やってくる周辺地域の中学生や高校生が持参する宿題や課題等のアドバイスに、マンツーマンで取り組んでいます。中には、進路の相談や部活動のことなど、年齢が近いだけに学生たちに様々な相談をする子どもたちもおり、終始、静かに落ち着いて学習しながらも温かい雰囲気に満ちた場となっています。
参加学生からは、「鳥取でお世話になった恩返しになれば」という言葉や「答えではなくヒントを出していく、改めて教えるって難しいなあ」といった言葉が出ていますし、一方、毎週やってくる中学生からは、「話しやすいし相談しやすい」という感想も聞いています。
今年度は、3月16日でいったん終了しますが、次年度以降もよりよい進め方を検討し、地域に根付いて少しでも貢献できる取組としていきたいと考えています。
教職課程履修学生によるチーム
マンツーマンでアドバイス