9月22日岩美町立渚交流館で第2回ジオパークサイエンスカフェが開催されました。本学地域イノベーション研究センターの太田太郎特命准教授を講師に迎え、「チリメンモンスター教室」と題し、41名の参加者が魚に触れ、学び、夢中になってチリメンモンスターと向かい合う時間を過ごしました。
はじめに煮干しの解剖体験では、大型のカタクチイワシの煮干しを使い「魚の体」について基本的な知識を学びました。そして、魚の頭や体を半裁し、目の奥にある耳石(ジセキ)、心臓、背骨などを取り出し、日常じっくりと見ることのない部位の観察を行い、その働きについて理解を深めました。
後半、多種多様な稚魚が混在するチリメンモンスターの塊が各机に配られると、待っていましたとばかりに子どもたちが覗き込み一斉に観察を始めました。資料や図鑑を交互に見比べながら、どの魚の稚魚であるかを探しました。体験中あちらこちらで「タチウオ見つけた」「タツノオトシゴがあった」「エビの種類がこんなにある」などの声があがりました。魚の中には、稚魚と成魚を比べるとまったく似ても似つかない姿をしているものがあることを知り、魚にも変態をする種類があることを学ぶ機会となりました。
「魚の体」について熱心に聞き入る参加者
煮干しの頭から耳石を取り出すところ
熱気あふれる会場の様子