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2019年7月30日の経営学部「共生経営論」の講義(中尾准教授担当)では、西日本旅客鉄道株式会社 石川裕章様をゲスト講師としてお招きしました。
鉄道を基軸とするJR西日本が「なぜ、地域共生ビジネスを行うのか」を、同社の企業理念や同社を取り巻く事業環境の変化をもとに説明頂きました。
同社では従来の経営手法から脱皮し、地域に歩み寄り、地域とともに汗をかきながら地域課題を解決いく方針をとっている点を強調されました。
地域共生ビジネスの事例では、地下海水などを使った生産手法である陸上養殖を西日本各地で展開されています。
鳥取県では、岩美町の生でも安心して食べられる「お嬢サバ」を、米子市の地元事業者の陸上養殖施設で「白雪ひらめ」を育て、関西や東京の飲食店でも提供されています。
一見するとJR西日本と関係のない新規事業を実際に立ち上げた石川様から、JR西日本と地域の双方にとっての新たな価値がどのようにもたらされたかなど、現場を知らなければ分からない臨場感ある内容をお話頂きました。
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