令和元年10月27日岩美むらなかキャンパスで、第3回ジオパークサイエンスカフェ「岩美鉱山を探検しよう!~歴史も学ぶ 環境も学ぶ~」を開催しました。講師は本学環境学部の門木秀幸先生で、小学生から一般まで16名の参加者が岩美鉱山について学びました。
講座では、岩美鉱山が隆盛となり、その後閉山するまでの歴史について学ぶとともに、坑廃水による環境汚染の問題や現在も坑廃水処理が必要となっている理由について説明を受けました。その後岩美鉱山に移動し、管理を行っている岩美町鉱害防止協会スタッフの方からお話を伺いました。そして、酸性の坑廃水を中和し、含まれる鉄や銅を除去して無害にする実験や坑道の中や水処理施設の見学を通じ理解を深めました。参加者からは、「坑廃水をきれいにする処理のおかげでサケの遡上が見られるまでになったことに驚いた」「身近にこんな場所があることを知らなかった」などの感想がありました。
鉱山について解説する門木講師
岩美鉱山
坑廃水を中和させる実験の様子