11月29日(金)に、本学主催によるSDGsシンポジウムを開催しました。
前半は、神戸大学副学長で経営学研究科の國部教授から「創発型責任経営でSDGsに挑戦する」と題した基調講演を頂きました。
國部教授から、「CSRやSDGsを社会や会社で働く人にとって、魅力的な活動とするには何が必要か?」という問題提起がありました。
そして、SDGsの意義は、個々の社会問題への潜在的な関心を顕在化させ、社会的課題への解決に向けて、世界的な動きを加速させることであり、そのために「個々の人の関心を、組織活動を通じて、社会的課題に結びつけるにはどのような仕組みが必要か?」という解決手法に対し、國部克彦教授の新しい理論「創発型責任経営」をお話頂きました。
後半は、3名の事例報告を行いました。
リコージャパン鳥取支社支社長 野口成光氏より「リコージャパンにおけるSDGsの取り組み」として、特に、鳥取支社独自の事業を通じた社会課題の解決事例を報告頂きました。
大山町地域おこし研究員 松浦生氏から、学生が地域に住み込むことで地域の課題を「自ら暮らしながら発想する」や「個人を基準に行動する」など、新しい地域課題解決の画期的な取り組みを報告頂きました。(※詳しくはコチラ(外部サイトにリンクしております)を参照)
本学環境学部の学生福島雅之さんからは、本学のSDGsの取り組みへの提言として、学生が主体的に、全員取り組めるような環境づくりの重要性や2030年に向けた本学のビジョンの必要性を示して頂きました。
参加した学生からは「社会ファースト、組織セカンド」や「どのように人を動かすかの視点は新しかった」などの感想が寄せられました。
基調講演_國部克彦教授「創発型責任経営」
リコージャパン鳥取支社支社長 野口成光氏の報告
大山町地域おこし研究員 松浦生氏報告
パネルディスカッションの様子