令和元年12月11日(水)に、金融庁の 遠藤 俊英 長官を講師としてお招きし、「安定的な資産形成のための金融リテラシー」を演題とする特別公開講演会を開催しました。
この特別公開講演会は、学生の教育・研究活動をより一層充実させることはもとより、鳥取県内における経済・金融等の更なる発展に資することを目的として開催しています。
2回目となる今回の講演会は、約470名(学生270名、一般200名)が聴講し、会場は満席となりました。
遠藤長官から、金融行政改革の歴史を簡単に振り返られたのち、日本の家計における金融リテラシーの現状、「つみたてNISA」を例とした長期投資による資産形成の重要性、金融デジタライゼーション戦略の推進に係るサイバーセキュリテイ及び暗号資産対応、地域金融機関を主軸とした金融仲介機能の十分な発揮と金融システムの安定性確保について等、多岐にわたるトピックスを解説していただきました。また、金融当局・金融行政運営の改革で取り組まれている「1on1ミーティング」等、組織活性化のための様々な施策をご紹介いただき、盛会のうちに閉会となりました。
金融庁等で要職を歴任され、金融のスペシャリストである遠藤長官から、直接、かつ非常に分かりやすく講演いただけたことは、本学の学生にとって極めて貴重かつ有益な勉学の機会となっただけではなく、地元企業関係者・地域住民の方々にとっても大変有意義な時間となりました。
遠藤長官(左)と江﨑学長(右)
学長開会挨拶
講演の様子(遠藤長官)
講演の様子(会場)