1月23日(木)、地域イノベーション研究センターでは、地域と学生をつなぐ場の創出に向けて、昨年10月から試行的研究に取り組んでいる学生コーディネーターを中心とした動き、さらには地域課題に取り組む具体的な事例(地域のローカルモデル)を学生に紹介することを目的として、学生企画によるフォーラムを開催しました。このフォーラムを通じて、今後、学生が地域に一層つながることを期待するものです。
本学の学生センター多目的ホールを会場に、開催あいさつ、趣旨説明の後、学生コーディネーターの岩田直樹さんから、これまでの取り組みの報告があり、その後、講演として、倉吉市灘手(なだて)地区集落支援員の松林安美さんから地域現場からのお話を伺いました。人口減少や買い物支援などの問題に向き合う中で、マイクロスーパー「なだて明るいノーソン」の経営の立て直しに成功したことや、地域に連携した活動に関連し、環境大学生に期待することなど、楽しく、わかりやすいお話でした。
講演の後、一般参加も含む30人余りの参加者は、グループに分かれ、講演内容を踏まえながら、どうすれば「最高なスーパー」となるかを話し合い、その結果を発表し合いました。
学生からは、「松林さんのお話はとても面白くて、手書きのメモをたくさんとりました。」「実際に行動を起こした人のリアルな現場の様子を知ることができた」と、一般参加のかたからも「日常では経験できないワークショップの内容でとても楽しめました。講演もとても充実した内容でした。」といった感想をいただきました。
地域イノベーション研究センターでは、本年度の成果と課題を整理し、来年度も学生コーディネーターを中心に、同様の取り組みを進め、本学のCOC事業計画における「麒麟学生コミュニティ」および「地域フォーラム」に位置付けて行う予定です。
学生コーディネーターによる活動報告
松林さんの話に聞き入る参加者
グループに分かれて話し合い
グループワーク後の発表