6月30日、本学で「ジオパーク科学実験教室」を開催しました。
このイベントは、地域の皆さまに私たちが住む山陰海岸ジオパークエリアの特徴や魅力を工作や観察、体験を通じて学んでいただくことを目的として開催しているものです。本学の教員、サークル、学生有志団体に加え、外部団体がそれぞれにブースを設けたほか、近隣高校からも授業や課外活動で取り組んでいる内容の発表や展示がありました。
当日は800名を超えるご来場者で賑わい、染め物、砂粘土、革細工、砂時計、貝殻写真立て、地形立体模型などのモノづくりのブースでは、参加者が楽しそうに材料を手に取って仕上げていました。 ミニ砂像やコンテナガーデンの制作では、子どもも大人も目を輝かせて取り組む姿、食べられる土の試食、鳴り砂、炭酸飲料でマグマの仕組みを学ぶといったブースでは、学生の説明に聞き入ったり積極的に質問したりして学びを深める様子が見られました。
屋外では、巨大風船が空に舞い、お菓子を降らせました。参加者はあらかじめフラフープで落下地点を予測しておき、輪の中に入ったお菓子がもらえるということで、おおいに盛り上がりました。
ほかにも、昆虫や水中の生き物の観察、環境教育をテーマにしたゲーム、モールス信号体験、ジオパーク風景前での記念撮影、カニロボットの操縦などといった多彩な企画が並びました。これらのブースに加え、弦楽部による演奏が会場の雰囲気をさらに盛り上げ、来場者が動きを止めて聴き入る場面も見られました。
今回のイベントでは、運営や来場者の対応を約70名の本学学生が中心となって行いました。自分たちが主体となって出展内容を考え、準備し、来場者に伝えるという経験は、学生にとっても学びの機会となったようです。
※当イベントは、鳥取県(海と大地の自然館)との共催で、山陰海岸ジオパークに関する展示や、地球科学又は理科教育に関する体験を通じて、山陰海岸ジオパークの普及・啓発及び地球科学や郷土の自然に興味関心を抱き、学ぶ意欲を醸成するために実施しているものです。
弁当パックで地形立体模型づくり
サザエの解剖
生物展示・ふれあい
古砂丘・鳴り砂の研究
ミニ砂像制作
コーラ de マグマ
空からお菓子が降ってくる!
乗れるカニさんロボット