講師は「地形学:地域の地形の成因」を専門として、最近は鳥取砂丘の研究に力を入れておられ、鳥取砂丘との比較のために日本全国や世界の砂丘地を調査されています。日本では「内灘砂丘(石川県)」「秋田砂丘(秋田県)」「猿ヶ森砂丘(青森県)」等、世界では「グレートサンドデューンズ国立公園の砂丘(アメリカ合衆国コロラド州)」「ピラ砂丘(フランスジロンド県)」等との比較を交えながら、講師は理由として以下の3点を説明されました。
【地名度の高い理由】
- 砂丘らしい風景の広さ
- 砂丘の高さ・雄大さを強く感じる
- 生きた砂丘を実感できる
参加者からは「鳥取砂丘の砂の数は?」「鳥取砂丘のような砂丘ができる条件は?」「1万年後の鳥取砂丘は今と変わっている?」等の質問があり、参加者にとっては身近ではあるが深く知らない鳥取砂丘について学ぶことができる充実したサイエンスカフェになりました。
次回の山陰海岸ジオパークサイエンスカフェは、「恐竜を見つけるために大事なこと~福井県勝山市でなぜ恐竜が見つかるの?!~」をテーマにして、11月7日(土)本学の学生センター2階多目的ホールにて開催します。
小玉芳敬 教授
講演の様子