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TUESレポート

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国立環境研究所地球環境研究センター江守正多氏による「環境政策論」特別講義

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令和3年1月25日(月)、国立環境研究所 地球環境研究センター 副センター長 江守正多氏による「環境政策論」特別講義をオンライン開催しました。「気候危機のリスクと社会の大転換」というテーマで、本学の学生110名と質疑応答を交えながら講義を開催しました。本講義は、「SDGsの観点から(3)」と題して、気候変動をSDGsの観点から捉え、環境政策を再考察することを目的とした講義です。

江守氏は2018年から現職になられ、社会対話・協働推進オフィス(Twitter @taiwa_kankyo)代表、専門は地球温暖化の将来予測とリスク論でIPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次及び第6次評価報告書の主執筆者でもあります。

講義では、世界の平均気温上昇は人為的要因が多くを占めていること、このまま温室効果ガス排出量を減らす対策をしなければ、世界の気温上昇は止まらず、多くの経済リスク、貧困のリスクがあること、気候危機とコロナ危機の現在、今までの経済システムの転換を図っていく必要があること、またその先にSDGsの目標に関連する格差是正や自然との共生を図ることにもなる、とのお話をいただきました。途中、学生から寄せられたたくさんの質疑にもすべて回答をくださり、環境政策を学び、未来を進む若者との対話を重視した江守氏の講義に、学生も多くのことを学んだ有意義な時間となりました。

 

講義の一場面講義の一場面