遠藤由美子会長(副学長)の挨拶の後、議長の吉永郁生地域イノベーション研究センター長(環境学部教授)の進行により議事が始まりました。
議事の最初に本学からの報告として、このプラットフォームを通して行った本年度の取組状況について、福田地域連携コーディネーターから、「野生鳥獣との共存」、「学生地域ボランティア活動」の2つのテーマで連携グループをつくり意見交換するなど取り組み始めたことを報告しました。
次に、川上産官学連携コーディネーターから、本学を中心として産官学が連携した取組状況について、「食のみやこ鳥取づくり連携支援計画」の紹介と今後の活用について報告しました。
続いて、経営学部 佐藤講師から、本年度、鳥取市用瀬町を対象に、若者を含めた「関係人口」の受け入れ実態とその影響を考察し、若者の「関係人口」拡大という側面から大学や大学生と地域との望ましい関係を検討することを目的に鳥取市から委託を受けた「若者を含めた関係人口に対する地域としての関わり方に関する調査研究」の中間報告がありました。その中で、関連団体へのインタビュー調査と本学学生へのアンケート調査から、若者と地域側の意識のずれの解消策が重要であり、まずは、地域や地域活動への関わりの薄い層を取り込む具体的手法を議論することが重要であることなどが報告されました。
最後に、嶋田研究交流推進課長から、来年度から英語、IT、地域実践という副専攻制度をスタートすること、それを後押しするものとして、まちなかキャンパスに「地域交流活動センター」の機能を加えることを報告しました。
その後、来年度の取組に向けた意見交換が行われ、吉永議長から、学生と地域との関わりについて、本学の方針の投げかけがありました。それを受けた意見交換では、「学生を含む若者と地域の年配者との間の溝を埋めるため、地域で若者を受け入れる体制づくり、仕組みづくりが必要ではないか」「学生の意識もいろいろで、地域の側の経験値も異なるので、そこを組み合わせていくことがポイントではないか」といった意見がありました。さらに、来年度に向けても、このプラットフォームを活用して、意見交換したり、それぞれの地域で持っている情報や知見を交換する場や機能をもちたいとする意見がありました。
終わりに、吉永議長から、来年度も、本学の地域イノベーション研究センターやまちなかキャンパスなどを活用して、コーディネーターを窓口に、オンライン環境も活用して新しい形の連携をめざすことを確認して閉会しました。
※とっとり麒麟地域活性化プラットフォーム
鳥取県、鳥取市、岩美町、八頭町、若桜町、智頭町、香美町及び新温泉町の自治体のほか、協同組合や経済団体等と本学(全22団体)が連携して地域の課題解決や活性化に取り組むために、平成26年6月に設置した組織です。
鳥取県、鳥取市、岩美町、八頭町、若桜町、智頭町、香美町及び新温泉町の自治体のほか、協同組合や経済団体等と本学(全22団体)が連携して地域の課題解決や活性化に取り組むために、平成26年6月に設置した組織です。
会議の様子