しかしながら今年度は、世界的な新型コロナウイルス感染症の影響で、夏休みおよび春休みの渡航型短期語学留学プログラムは全て中止になりました。そこで本学では、留学を希望していた学生たちに学びの機会を提供する目的で、協定校であるトリニティウエスタン大学(カナダ)提携付属語学学校TLCに働きかけ、オンラインでの留学プログラムの開講を実現し、希望者を募った結果3名の学生が受講しました。
期間は令和3年2月17日(水)から3月13日(土)までの4週間。ウェブ会議システムを使って、カナダでのライブ授業を自宅で受講するスタイルで、休日を除く、毎日午前8時半から午後2時まで計100時間の英語クラスを他国留学生(台湾・中国・中東など)と共に受講しました。オンライン授業では「ビジネス」をテーマに、関連する語彙、文法、リスニング、スピーキング、アカデミックライティングを学びました。
プログラム最終日にはオンライン修了式が開かれ、トリニティウエスタン大学レアード副総長をはじめ、関係者が出席しました。レアード副総長から、この困難な時にもオンラインを通して学びを続けることの大切さについて言及があり、また収束した際には是非キャンパスに学びに来てくださいとの励ましの言葉がありました。
受講した学生からは、「海外に行けないのは残念だが、オンラインで授業を受けているうちは、現地にいるような気分になった」、「英語のみならずオンライン上でのコミュニケーション力を養うことができた」などの感想がありました。
渡航型短期語学留学が再開できるまで、このようなオンライン語学留学の実施により学生たちに語学研修の機会を提供していく予定です。
オンライン授業風景
レアード副総長修了式スピーチ