今回は「鳥取県生物多様性地域戦略」をテーマとして、生物多様性の価値や重要性と県内で行われている保全活動の認知度を高めることを目的に、環境学部3年生の笈川慶司さんが企画しました。
講師として、余戸地区ウスイロヒョウモンモドキ保護の会 谷上 正樹 氏、一般社団法人鳥取県地域教育推進局環境部 小宮 春平 氏、もりまきフィールドネットワーク 桐原 真希 氏、環境学部 教授 小林 朋道教授の4名がそれぞれのテーマに沿って講演しました。
参加者からは、「生息地に立ち入る際に、靴底や衣服に付着する外来生物の対策などを取られていますか?」「ため池の多くを無くそうとしていることに大変驚きました。山陰側の雨が少なくなる可能性が高いと言われていますが…」、「生き物センサーを鳥取県全体の文化遺産にしていくためにはどんなことが出来るでしょうか?」など質問や感想が寄せられるなど活発な意見を交わしました。
地域の生物多様性保全活動の重要性について、生物に精通するガイドの人材不足の現状と今後の人材育成が重要であるとともに、地域に特有な生物の魅力を再発見し、地域資源として利用するという生物保全と地域経済の両立がこれからの生物保全の課題解決の一つの手法であるということを知るきっかけとなったイベントとなりました。
チラシ
オンラインイベントの様子(講師4名と事務局)