本学と鳥取商工会議所工業部会とのSDGs連携事業(※)において、工業部会員であるマルサンアイ鳥取(株)の課題の解決状況の報告のため、令和4年12月8日(木)に環境学部 門木秀幸 准教授とそのゼミ生(4年生、3年生各1人)が同社を訪問しました。マルサンアイ鳥取では、豆乳製造に伴う、おからの排出(年間約8,220トン(毎年増加している))及びその処理における課題(腐りやすい、処理(廃棄)に伴う輸送費(コスト)等)があります。
(※)
SDGs連携事業では、SDGsの取り組み推進を目的に工業部会と本学の教員及び学生が連携し、企業の環境分野等における課題を解決します。そして、課題解決を通じて、本学ではSDGsの目標達成並びに学生の成長を目指します。なお、この連携事業は、本学におけるSDGs推進組織であるサステイナビリティ研究所が主導して進めています。
当日、4年(本年度卒業予定)のゼミ生は、課題の解決状況として、本年度に取り組んだ「おからの乳酸発酵による再資源化に関する研究」を報告しました。そのなかでは、2種類のテーマによる課題解決の方法と、両方とも乳酸発酵により実現すること等の説明がありました。そして、2種類の実験の流れ・内容・結果等について話し、まとめとして、それぞれの現状の課題とその改善方法等を解説しました。その後、補助的な別テーマ(課題解決方法)として、豆腐の試作についても実験の流れ・内容・結果等について報告しました。
報告の後、兼子明 取締役会長等との意見交換を行い、来年度本格的に課題解決に取り組む3年のゼミ生にご助言等をいただき、この日の報告を終えました。
今後、ゼミ生は、報告内容をより良く改善するとともに、来年度の計画を練っていきます。そして、それらを2月に開催する「SDGs連携事業報告会」で発表する予定です。今回の報告内容の詳細も、そこで確認することができます。
本学は、この連携事業を含め、学生の成長を目指して、SDGsに取り組んでいきます。
報告するゼミ生1
報告するゼミ生2