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TUESレポート

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【SDGs】SDGsカフェ「世界の食糧問題と昆虫食」を開催しました

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令和4年10月28日(金)、本学学生センター2階多目的ホールで本学学生の一年生有志が企画したSDGsカフェ「世界の食糧問題と昆虫食」を開催し、学生9名が参加しました。

今回は、昆虫食という新たな視点を絡めながら、今後の食糧問題を紹介し、解決するためにどのように昆虫食を広めていくかを考えました。また実際に昆虫食を試食して、昆虫に対する嫌悪感の減少を図り、そしてそれらについて意見交換をして日本または世界の食料問題について考えるためのきっかけを作りました。

世界では飢餓が原因で生活が困難な人が2019年時点で8億2800万人いることや、このような食糧問題は日本も例外ではないこと、私達が身近に利用しているコンビニエンスストアなどは一日一店舗当たり10㎏以上の食品を廃棄しており、これは日本の食品廃棄量の5%を占めていること、また食料自給率の低さの問題や課題についてスライドを使って分かりやすく説明しました。

そして参加者は昆虫食を試食して、それぞれ感想を述べました。またグループごとに昆虫食に対する嫌悪感を無くすにはどうしたらよいかなど意見交換を行いました。「昆虫食を普及させることは現状ではとても難しいし、美味しいと思えるものではない。まだまだ昆虫食に着目して取り組む企業は少ない」、「チョコレートでコーティングしたミルワームは、見た目を隠せること以外メリットがない。チョコレートを使用するということは、アフリカなどの低賃金でカカオを生産している労働者を増やすことに繋がる。わざわざチョコレートを使用しなくても良いのでは」、「埃っぽい味がした。昆虫を育てる時の餌の種類に工夫がいるのかもしれない。ふりかけみたいにしたら、抵抗なく食べやすいのではないかなと思う」など活発な意見を交わしました。

昆虫食が食糧問題の解決のためにどのような糸口になるのかを知るきっかけとなったイベントでした。

SDGsカフェの様子SDGsカフェの様子
昆虫食昆虫食
意見発表する様子意見発表する様子
グループ毎で意見交換する様子グループ毎で意見交換する様子