本学と鳥取商工会議所工業部会とのSDGs連携事業(※)において、工業部会員である菌興椎茸協同組合の課題を解決するため、令和5年5月19日(金)に、同組合、環境学部 門木秀幸 准教授とそのゼミ生(以下「門木ゼミ」という。)、環境にやさしい生分解性プラスチックを製造している株式会社プラステコの3者で意見交換等を行いました。
株式会社プラステコは、まず門木ゼミを訪問し、同社が製造する生分解性プラスチックの屋外暴露試験の状況説明を受けました。そのあと菌興椎茸協同組合の製造工場に場所を移し、椎茸の種菌の中でも今回のターゲットとしている形成菌のメリット、そのふたに発泡スチロールが使用されている理由、種菌の品質管理方法など3者で活発な意見交換が行われました。また最後にほだ場に移動し、実際に形成菌が使われている栽培の様子も視察しました。
株式会社プラステコから「今回、現地を確認することで改めて課題が見つかった」との認識も示され、現場のニーズを反映した、環境に優しい、より良い製品が開発されることが今後期待されます。
本学は、この連携事業を含め、学生の成長を目指して、SDGsに取り組んでいきます。
(※)
SDGs連携事業では、SDGsの取り組み推進を目的に工業部会と本学の教員及び学生が連携し、企業の環境分野等における課題を解決します。菌興椎茸協同組合との取組は令和3年度から始めており、その課題解決を通じて、本学ではSDGsの目標達成並びに学生の成長を目指します。なお、この連携事業は、本学におけるSDGs推進組織であるサステイナビリティ研究所が主導しています。
大学での暴露試験
菌興椎茸協同組合での意見交換
ほだ場の視察