Web会議システムを用いた国際交流イベント「オンラインde国際交流」を6月21日(水)に行い、19名の本学学生が参加しました。
鳥取市国際交流員のシュターク氏から「ドイツのエネルギー事情」というテーマでドイツのエネルギー政策、そして今後のビジョンに向けた課題と取り組みについて話を聞きました。エネルギー源別発電量において、ドイツは日本と同じように石炭の割合が約30%で、太陽光、地熱、バイオマス、水力等様々な自然エネルギーにおいては、日本の2倍にあたる約45%も発電しているとのことです。また、電源別エネルギー消費量において、ドイツ政府は2040年までに自然エネルギーの割合を80%まで増加させるビジョンであると説明を受けました。主なエネルギー源の一つである天然ガスは、これまでロシアから輸入していたが、ウクライナ侵攻によって輸入を廃止され、そのことによって電気代、食品、衣料、エンターテイメントなど様々な値段が高騰し、生活に影響が出ている話も聞きました。その様な中で、ドイツ国民は車を所有しないでカーシェアリングをしたり、国内外移動では飛行機より列車を利用したりと国民全体で様々なエネルギーの節約に取り組んでいることを知ることができました。
参加学生はシュターク氏の話を熱心に聞くだけでなく、積極的に質問を行っていました。「ドイツは環境問題に対する高い意識を持ってエネルギー対策をしているので、日本でも石炭や原発に頼らないエネルギー対策を実現してほしいです」、「これからも省エネへの取り組みについて考えて、実行していきたいです」などの感想が参加学生から寄せられました。
オンラインを通じて、ドイツのエネルギー事情や取り組みなどの情報を得ることができ、参加学生の視野が広がる有意義なオンラインde国際交流となりました。