本学は、環境省の「脱炭素先行地域第3回」に、鳥取市、株式会社とっとり市民電力及び株式会社山陰合同銀行とともに共同提案を行い、令和5年4月28日に選定されました。そして、その選定された提案事業を着実に実行するため、鳥取市が6月14日に設立した「鳥取市脱炭素先行地域づくり事業推進協議会」に参画しました。この度、初会合となる「第1回鳥取市脱炭素先行地域づくり事業推進協議会」が7月24日に開催され、本学の江﨑信芳 理事長兼学長が出席しました。
協議会では、まず、会長である深澤義彦 鳥取市長の挨拶にはじまり、次いで12会員(7月24日時点)の代表者の挨拶及び決意表明がありました。深澤 市長からは「産学官金が連携して、地域の住民の協力を得ながら取り組んで行く。なかでも、地元の大学等との連携で地域の人材が育ち、そして知見が蓄積されることが重要。」との発言がありました。江﨑 理事長兼学長からは「大学は、人を育てることが第一の使命である。そのため、まず、その正に土台となる大学キャンパス施設のゼロカーボン化を、この事業で目指す。そして、その大学で教育を受けた学生が企業に就職してから脱炭素に関連した分野で力を発揮していくことを望んでいる。大学の第二の使命は、研究である。本学のサステイナビリティ研究所が、この事業のためにプロジェクトを立ち上げ、省エネ・創エネ等に関する新技術の専門的な知見提供等のために研究に取り組んでいる。また、この事業の効果を高めるために国際連合のRace to Zeroにも参加する予定である。このように本学は、全力でこの事業に取り組んで行く。」との力強い決意表明がありました。
協議会は、議事に移り「事業実施体制」や「今後のスケジュール」について確認が行われ、閉会となりました。閉会後に、記念撮影が行われ、今後「鳥取市脱炭素先行地域づくり」のために連携・協力を行っていく企業・団体等の姿を記録しました。