文字サイズ

TUESレポート

過去10年分を掲載しています

中央大学との共同フィールドワークを実施しました

SDGsロゴ

本学と中央大学は、連携協力協定に基づく交流事業として、令和5年9月6日(水)から8日(金)の3日間、両大学の学生が参加する共同フィールドワークを東京で実施しました。このフィールドワークは、緑地計画学、エコロジカル・プランニング、グリーンインフラを専門分野とする環境学部 加藤禎久 准教授が本学の指導教員を務め「人新世(Anthropocene)における都市緑地・里山・山林の在り方」をテーマに行いました。両大学の学生は、中央大学の後楽園キャンパスが位置する都心や多摩キャンパスが在る郊外におけるフィールドワークを通じて、緑地や里山地域、山地の森林を確認し、各地の生態学的特徴と社会経済の現状について学び、持続可能な地域づくりの観点から、今後の在り方を考察しました。

初日の6日(水)には、東京都文京区の後楽園キャンパス内を見学し、植物化石の確認等を行いました。その後、キャンパス近くにある小石川後楽園を散策し、2020年に75年ぶりに復元された唐門等を確認しました。7日(木)には、東京都八王子市を拠点に、森と人の共存の取り組みを行っている会社がガイドを務め、同社が整備管理する恩方の森で、森林の活用に関する説明を受けました。途中、森に囲まれた体験型学習施設で昼食をとり、その後、自然学校において、実習と自然観察を行いました。実習では、同学校が維持管理する雑木林を現場として森林整備を行いました。自然観察では、高尾山から見える東京都西部の山地に広がる森林等について学びました。最終日の8日(金)は、台風13号の関東への接近にともない大雨となったため、多摩キャンパスの教室において、まとめのグループワークを行い、フィールドワークを終えました。

この共同フィールドワークを通じて、両大学の学生は、テーマの内容について深く学ぶとともに、交流を深め、満ち足りた時間とすることができました。

集合写真(中央大学・後楽園キャンパス)集合写真(中央大学・後楽園キャンパス)
フィールドワーク中の1コマ①フィールドワーク中の1コマ①
フィールドワーク中の1コマ②フィールドワーク中の1コマ②
フィールドワーク中の1コマ③フィールドワーク中の1コマ③