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TUESレポート

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経営学部の齊藤 哲 教授が「製造業DXサミット2024 ~「変革」を目指して新たな道をつくる ~」(日経クロステック主催)で基調講演を行いました

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2024年7月2~4日に開催された日経クロステック主催の「製造業DXサミット2024 ~「変革」を目指して新たな道をつくる ~」で経営学部 齊藤 哲 教授(AI・数理・データサイエンス教育研究センター長)が「データ分析プロジェクトを成功に導く極意」をテーマに基調講演を行いました。

齊藤教授の講演内容は以下の通り。
データ分析プロジェクトは、結果的に「見える化」などの現場改善にとどまっている例が多い。経営層がトップダウンでプロジェクトを進めると、現在あるデータをなんとか利用して、AIを導入、最後にAI導入の目的を決めるという順番になりがちだ。本来、AI導入を成功させるなら、まず目的を決めてから、それに合ったAIを選択し、必要なデータを収集するという流れにする必要がある。
AI導入プロジェクトは全社の業務改革プロジェクトとして取り組まなければならない。そのためには、経営層、現場、エンジニアの3者が連携する情報連携組織の実現が必要だ。業務モデリングツール「G-RD」を用いてマトリクス型で機能と機能間の情報連携を表記すると3者の共通認識を得やすい。
AI導入プロジェクトは、設計→検証(PoC)→実装・運用のステップで行うことが多い。その際、設計前の目的・目標設定でAIの目標精度を決め、現場も含めて合意しなければ、検証までの段階でストップしてしまうおそれが十分にある。また、この導入ステップでは検証が終わるまでAIの性能が分からない。開発範囲や要件が決まらず、外部のIT企業の支援を受けにくい。AI導入プロジェクトに関わるIT人材を外部に頼らず、リスキリングによって企業内で育成していくことも重要になってくる。

当日の様子