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TUESレポート

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令和6年度 第1回山陰海岸ジオパークサイエンスカフェ「チリメンモンスター図鑑をつくろう」を開催しました

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令和6年7月28日(日)、第1回山陰海岸ジオパークサイエンスカフェ「チリメンモンスター図鑑をつくろう」を岩美むらなかキャンパスで開催しました。講師は環境学部の太田 太郎 准教授で、幼児から小学生の子供たちを対象に実施しました。
はじめに、魚が海から食卓に届くまでの流れを、講師がスライドを使用しながら説明しました。参加者は、魚が成長過程で海での住処を変えること、また生存競争などの様々な理由で淘汰され、成魚になる頃には個体数がとても少なくなることを学びました。次に、体長8センチほどのカタクチイワシを使って、魚の体内を知るための解剖にも挑戦しました。特に、米粒よりも小さい「耳石(魚の年齢を知る手がかりとなる)」を取り出すことが難しく、子どもたちが苦心しながらも発見し、喜ぶ姿が見られました。
後半に参加者の各机にチリメンモンスター(略:チリモン)が登場すると、子供たちは一斉に観察を始めました。チリモンは数ミリから3センチ程の様々な魚の稚魚で、参加者は魚の図鑑や配布された資料とを見比べて魚の判別に挑み、親子で楽しみながら子どもならではの独自の図鑑を完成させていました。

太田 太郎 講師
(右)チリメンモンスター図鑑
カタクチイワシの解剖を説明する本学学生
(黄色い〇が)耳石