この度、鳥取県が実施する県内の学生(高等教育機関)とフィンランドとの学生相互派遣事業※1に本学も連携し、学生等を派遣することとしました。
脱炭素及びSDGsにおける先進自治体であるフィンランド トゥルク市の学生らとの意見交換や交流を通じ、気候変動問題や脱炭素実現に関する知識やスキルを身に付け、社会において実践できるようになることを期待し、本学からは甲田准教授と学生2名(環境学部4年 下江 信之介さん、同 黄 岩松さん)を派遣します。
9月24日(火)からの派遣に先立ち、9月13日(金)に、派遣先のフィンランド トゥルク市の自治体職員と学生、共に派遣予定の長野県小布施町の参加者による、オンラインの二国間勉強会を実施しました。
勉強会では、お互いの国(県、市等)の紹介や、脱炭素・SDGs について、身近なテーマでの取組み状況などを発表し、理解を深めました。また、発表後は、各自治体参加者がグループに分かれて、自己紹介や趣味の他、地元の循環経済や持続可能な食に関する話などを交わしました。派遣学生達は、「脱炭素やSDGsに対する先進的な国の取組みを、実際に現地で体験したり聞くことで、日本に帰ってから自分が何かできるように学んできたい。」と、派遣に向けて意欲を高めていました。
発表の様子
参加者グループ別に意見交換
【参考】
※1 フィンランドとの学生相互派遣事業
脱炭素社会実現を目指す上で重要な「食の循環」をテーマとして、日本と、脱炭素及びSDGsにおける先進自治体であるフィンランドの、両国の学生らがお互いの国を訪問し、テーマに関連する施設や取組を視察し、意見交換等を行い、地球温暖化対策や脱炭素社会実現に向けた取組を担う若きリーダーの育成を行うことを目的とした事業です。
- 派遣期間:9月24日(火)~10月1日(火)(8日間)
- 派遣学生:鳥取県地球温暖化防止活動推進員の委嘱を受け、学生部会(高等教育機関等の学生で構成する学生プラットフォーム「団体名:TottoReborn! Youth(トットリボーン!ユース)(通称:TRY!)」※2)に所属している者
<フィンランド派遣団の日本訪問>
- 派遣団:トゥルク市の学生5名及び職員1名で構成予定
- 3自治体(鳥取県、長野県小布施町、東京都杉並区)を訪問することを想定
※2「TottoReborn!Youth(トットリボーン!ユース)(通称:TRY!)」
- 県内学生有志がCOP28(国連気候変動枠組条約第28回締約国会議)学生派遣事業を契機に設立した学生プラットフォーム。先進自治体との交流や意見交換を通じて地球環境問題を学ぶとともに、若者の視点で様々な啓発活動や情報発信を行う。
- 参加学生は計20名(公立鳥取環境大学、鳥取大学、京都大学大学院、北海道大学大学院)
県外の大学院生は、昨年度まで県内大学の卒業生。