2024年9月23日~9月27日にかけて、兪ゼミの9名が、台湾の高雄市でフィールドワークを実施し、大学3校と企業1社を訪問しました。
現地学生との交流
今回は3つの大学を訪問し、それぞれの大学や地域(鳥取県・台湾及び高雄市)について発表しました。
1校目の国立高雄大学では、発表後、数人のグループに分かれてお互いの趣味や日本のアニメについて話し、質問をし合うなど、どのグループも盛り上がっていました。
2校目の国立高雄餐旅大学では、台湾のお菓子をいただきながら、多くの学生と日本語で交流することができました。日本語がまだ難しい学生とはSNSのツールを通じてコミュニケーションをとり、写真を見せ合うなどして交流しました。また、大学内も案内していただき、大学内にホテルやキッチン、飛行機の機内モデルなどがあり、学生の学びに合わせた環境が整っていることに衝撃を受けました。
3校目の義守大学では、発表後6、7人程度のグループに分かれて交流をしました。日本語で高雄の観光地や夜市のおすすめの食べ物の話を聞くことができました。義守大学の学生が普段食べている学食を利用し、昼食をとりながら楽しく交流することができました。
企業訪問
企業訪問では、旗勝科技股份有限公司(メクテック台湾)の高雄工場を見学しました。この企業は、車やスマートフォンに使われる柔軟性のある回路基板(FPC)を製造しており、実際にFPCを触らせていただきました。とても薄く軽いため、繊細な技術が必要であることを実感しました。
また、工場の作業員がそれぞれの役職に応じて仕事歴などを色分けしたシールを使用していることがとても印象的でした。工場内を見学する中で作業の繊細さも感じることができました。
そして、メクテック台湾の企業行動憲章にある「安全で働きやすい職場」をつくることは、どの国の企業においても重要であると身をもって実感しました。普段なかなか入ることのできない工場内部を見学し、機械による効率的な作業場だけでなく、作業員が一つ一つ手作業で作り上げている場面も見ることができ、とても貴重な体験となりました。
最後に、この度私たちを温かく歓迎してくださり、充実したフィールドワークができるようご協力いただいた大学関係者及び企業の皆様には心よりお礼を申し上げます。
(経営学部 教授 兪 成華)