9月22日〜27日、経営学部 連ゼミの3年生4人が台湾へ行き、台積創新館(TSMCミュージアム)と大渓老茶工場でのフィールドワークや元智大学と淡江大学での研究成果発表を行いました。
初日は移動で、2日目からフィールドワークを開始し、半導体製造の世界最大手であるTSMC社のイノベーション・ミュージアムである台積創新館を訪問しました。出発前、半導体業界における受託製造というビジネスモデルの特徴を下調べし、ミュージアムでは半導体技術の進化を映像や画面を触りながら体験し、時代の変化とともに半導体が応用される面についても知ることができました。私たちの生活は半導体によって支えられていることを改めて学びました。
3日目、桃園にある大渓老茶工場を見学しました。工場ではかつてお茶製造に使用されていた機械が多く展示されており、昔の時代に使用された日本式の機械もありました。お茶の製造工程に沿って見学し、茶葉は一見しただけでは分かりませんが、一つ一つの製造工程における技術開発によって、茶葉の香りや甘さなどが違うものになることを知りました。
4日目と5日目は、元智大学(応用外国語学科4年)と淡江大学(日本語学科2年)の各校で、3年ゼミ前期の研究成果である「アニマルウェルフェアの企業の取り組みと消費者の認知度に関する調査」について発表しました。日本語で発表しましたが、研究に使った日本語表現は日本人にとっても難しいにもかかわらず、台湾の学生たちが傾聴し、発表後多くの質問をしてくださったことを嬉しく思いました。
研究発表に加えて、両大学の学生とのゲームでの交流や各校での食事体験もできました。元智大学では、台湾のビュッフェ式の学食を体験し、食後に長石さんが現地の学生に対して日本式ゲームを説明し、学生同士が一緒にゲームをしながら発表の緊張感をほぐしつつ交流を深めることができました。
また、淡江大学では、発表と質疑応答が終わったあと、崎谷さんが現地の学生に対して日本式ゲームを説明し、4グループに分かれてゲームをしました。また、ゲーム後の授業で、作野さんと小山田さんは「動詞」や「形容詞」の後ろに「ようだ」を付ける例文をたくさん挙げ、現地の学生に日本語の文法を教えました。最後に、淡江大学の会館で日本語学科長の蔡先生と授業担当の彭先生にご馳走していただきました。
今回の研修活動でお心をこもった接遇をしてくださった元智大学の廖先生、淡江大学の彭先生、蔡先生ならびに企業の担当者様に厚くお礼を申し上げます。今回の機会は、学生の今後の卒業研究と職業選択において貴重な経験になると思います。
(経営学部 准教授 連 宜萍/経営学部 3年 長石 梨聖)