Web会議システムを用いた国際交流イベント「オンラインde国際交流」を10月30日(水)に行い、6名の本学学生が参加しました。
鳥取市国際交流員のボリソワ氏から「ドイツの暮らしの中のエコ」というテーマでドイツの人々が日常生活の中で取り入れているエコな取り組みについて話を聞きました。ボリソワ氏から、ドイツでは家庭から出る野菜くずなどの生ごみや葉、紙などの有機物を土と混ぜ合わせ、微生物の働きによって発酵・分解して堆肥を作るコンポストに取り組んでいる家庭が多く、このコンポストによってゴミが減り、焼却処分するための燃料や二酸化炭素の排出量も減り、コンポストで作られた堆肥は家庭菜園や花の栽培に活用できるという循環型エコシステムが紹介されました。また、その他にも会社や学校の屋上で野菜や花を育てるルーフガーデニング、空のペットボトルを専用場所に返せば幾らかのお金が戻ってくるデポジット制度、カフェでもマイカップ持参などドイツの日常レベルでエコな取り組みによって環境を守り、持続可能な社会作りに対する意識の高さに参加学生は感銘し、良い学びの時間となりました。
参加学生はボリソワ氏の話を熱心に聞くだけでなく、積極的に質問を行い、また、「ドイツは環境問題に対する高い意識を持ってプラスチックの使用を減らす対策をしているので、日本ももっと見習って実行するべき、自身も取り組んでいきたい。」、「ドイツのように日常レベルでもっとエコの取り組みを実行していきたい。」などの感想が参加学生から寄せられました。
オンラインを通じて、ドイツの環境を守る取り組みなどの情報を得ることができ、参加学生の視野が広がる有意義なオンラインde国際交流となりました。
ドイツ人家庭で行われているコンポスト
空のペットボトルでお金が戻ってくるデポジット制度